くろたかの目指せ!中小企業診断士

独学で中小企業診断士を目指す中年のブログです。まあ、モチベーションを維持して頑張ります。

うーん、大事なものは何か

くろたかです。
Fさんの件で今日も昼前の地点で連絡がありません。
流石に朝一番でFさんの事業所のリーダーが自部門の皆にメールを飛ばしたようです。
このSNS全盛の時代・・・情報など個人間ですぐに広がります。
すでにこちらの所員からも連絡が。
そのうち客先にも情報は行くでしょう、もう止められません。
管理部長に電話しました。
流石に苛立ちは、隠せません。
一緒に仕事をしていた上司ですからその空気感は分かります。
くろたか「私の判断ですが、これ以上連絡が遅れることは会社としての対応を疑われます。お客さまに情報だけ伝えて事情は直接説明してきます。」
管理部長「一客先になぜそこまでする必要がある、お前はおかしいんじゃないのか」
くろたか「それは、そのようなお付き合いをしてきた客先だからです」
Fさんの転勤時は、20名もの担当者が壮行会をしてくれたお客様です、いまだその想いも厚く個人的な付き合いをしている人も多いと聞いています。


主要な部門の方にアポを取りご説明に伺いました。
客先1「くろたかさん、どういうことですか。個人が葬儀に行くか行かないかまで会社が言うべきなのか?あんただってFさんにはお世話になっただろ。」
くろたか「ご家族の意向があるのでご理解いただきたいと思います」
客先2「しかし個人の気持ちみたいなものは、どこに持っていけば良い」
くろたか「私がなぜ今日電話やメールではなく伺ったのか、ご理解いただきたい。言葉や文字では言えないことも世の中には沢山ある。私の表情、声、すべてこの空気感で感じで受けとってください。そのために私は来たのです。」


客先のトップが口を開いた。
客先T「なるほど・・・お気持ちはお察しします。Fさんのこと、貴社の対応、くろたかさんの口に出せない事、良く分かりました。ありがとう、後は私が皆に説明する。」


帰社後、メールを見ると正式に管理部長から連絡が来ていました。
そこから数時間、色々な人から電話が来ました。
これからどうするのかと聞くもの、今までの事情を知ってる範囲で説明をするもの、これからの不安ばかり口にするもの。
上司からも連絡がありました。
上司の役員「いいか、くろたか。気持ちは分かるが皆を抑えろ。相手は奥様一人なんだ。
たった一人の家族を失い、憔悴しきっていると聞いている。その奥さんから会社に要望があったんだ。会社の方は最小限で。たとえ社長であっても私の言う人以外はご遠慮して欲しいと。」
くろたか「それでも・・・」
上司の役員「空気を読め。Fの家族のことを考えろ。これ以上はお前たちの自己満足でしかない。良いか抑えるんだ、いくらやったってFは帰ってこない。」


あの人ならどうしただろうか。
Fさんならこんな時に上司を困らせ、一番悲しんでいるであろうご家族をないがしろにしただろうか。何をやってるんだ、くろたかって笑って私を諭してくれたのではないか。


くろたか「分かりました、私を含めて全員の所員は、こちらで止めます。ただし、所員たちの思いを紙に書かせますのでそれくらいは、Fさんの棺に入れていただきたい。」
上司の役員「分かった、それくらいは理解してもらえるだろう。」


長い一日が終わりました。
2時間ほどで残業を切り上げて一人酒場に行きました。
酔わないよな・・・一人でこんな酒酔えるかよ。




×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。