くろたかの目指せ!中小企業診断士

独学で中小企業診断士を目指す中年のブログです。まあ、モチベーションを維持して頑張ります。









うーん、電気の王国(その2)

くろたかです。
時計は、19時を回りました。
来ないな・・・仕方なくKさんに電話します。
K「すいません・・・仕事が本当に押していて」
くろたか「何時までします?」
K「21時くらいまではやろうかなと」
くろたか「じゃあ、22時には着けますね」
K「・・・・分かりました」


21時半くらいには事務所に到着。
早速、話を始めます。
まずは、今の客先での評価は上々であること。
ベテランで客先単価もトップなんですよ。
もう少し気を入れてやってほしいと言われるんですが、まあベテランですし言わなくてもやるべきことは、やる人なので妥当な評価だと思います。
現状の家庭の事情を確認、ご両親が70代だと聞いているのですが、ご兄弟の関係もありますし介護の問題は今結構良くある話なので。
ご両親から早々に戻って来いとの話はないとのこと、後は自身が仕事するあと10年をどう考えるかですね。


K「今回の話は会社としてのメリットは・・・」
くろたか「そんなこと聞いてどうするんですか?」
K「いや、もう決まっているとか。」
くろたか「全く、あなたが良ければ進めようと・・・その程度です。」


全く別件の営業話の時に出た電気系の人員が欲しいという話。
当然今はいませんと言いましたが、その時に浮かんだのがKさんでした。
正直言って儲けの話だけすれば、今のところが良いのですが、Kさんのことはずっと気になっていたので、今後のためにと資料を貰ってきました。


腑に落ちない感じのKさんでしたが、資料を見せるとさすがは専門、すぐに目つきが変わります。
K「少しだけ時間をください、ざっと検討させてください。」
しばらくしてこの資料の説明を私にしてくれるKさん。
こころなしが楽しそうに見えます。
K「一年くらい修行をすればほぼこの程度の仕事なら持ち帰れると思います」
くろたか「なるほど腕は衰えずってとこですね。・・・・でどうします?」
K「・・・・どうするって」
くろたか「やりますか?」
K「会社としてこの会社との付き合いに・・・」
くろたか「言い方が悪かったですね、やりたいですか?」
K「・・・・・」
くろたか「私が欲しいのは、あなたの本音と覚悟だけです。この15年貴方は会社のために専門外のことをしてきたんでしょ。それで評価されていることは素晴らしいことです。でも僕は、会社のためになんてことじゃなく、俺はこれがやりたいんだという仕事で勝負してほしい。これから10年、まだ10年あるのだから。」
K「・・・・会社的には」
くろたか「やりたくないのですか?」
言葉に詰まりました。
今までは、自分の意見など聞かれることがなかったのでしょう。
それと誰だって逃げ道は欲しい。
今までは、うまく行かなったときに俺は会社の言うことを聞いてきただけだからと思えたのですが、今回は違います。
言葉を出そうとしては、何度も飲み込みながらKさんは言いました。


K「・・・・やりたい、電気に戻りたい。これなら京都に戻ってもピンでできると思います。」
くろたか「うん、その言葉だけが聞きたかった。九月末をめどに客先に調整します。気持ちを強く持って今後お客様と対応してください。貴方が離れると言うときっとお客さんは引き留めに入ると思うので。」
K「・・・・お願いします。」
21時まで残業していた人が22時半に胸を張って帰るなんて・・・やっぱ人って好きなことやらないとだめですね。
さーこれから客先調整でもめるぞ~(笑)

↑ここまでもめないけどね(笑)

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