くろたかの目指せ!中小企業診断士

独学で中小企業診断士を目指す中年のブログです。まあ、モチベーションを維持して頑張ります。

うーん、譲れない

くろたかです。
今日は、入社試験でした。
3名が受験しました、2名は何度も私と会っている人ですので
気心が知れたもので終始笑顔。
そこに今日初めて会う学生がいました。
一見、気難しそう。
電話で話した時から気になっていたのですが、話す間がかなり変なんです。
言葉自体もなんか鼻につく、そこ言い切る必要ある?ってニュアンスなんです。


分からないことを質問するのは良いことですが、話してる途中に相手の話を止めてまで何度も自分の質問をされるとムッと来ますよね。
大学生は、複数内定を取り辞退する人が多いので、この人もまずは一社内定って感じなんだろうと思いながら試験を実施していました。


昼ごはんの時はいつも学生と少しでも話せるように一緒に弁当を食べるのです。
折角だからとその子の本音を探ってやろうと聞いてみたのです。
くろたか「もう何社くらい受けたの?一つ位内定取れた?」
学生「いえ、私は初めてです」
くろたか「え?偉く遅いね・・・6月まで待ってたの」
学生「いえ、私は御社を受験しようと昨年から準備をして・・・」
???うちは関西系の会社です。
社員数も何百人規模だからそんなに大きくないしそもそも関東圏でそんなにネームバリューはないはずです。


くろたか「よくうちの会社なんて知ってたね」
学生「ちょうど一年前にまだ就職しないという私に親切に御社の方が説明をしていただきました、設計って面白い、ぜひ入りたいとその時に思ったのです」
思い出しました、あまりにも変わっていたので分かりませんでした。
当時は、リュックをしょって変な人だなと思った記憶があります。
でも一年もうちのこと思っていてくれたのか。
そう思うと今までこりゃあダメだと思っていたのに急に情が湧いてきます。
くろたか「そうかあの時の子か、随分一年で大人になったな」


複雑な思いで最終の面接が始まりました。
筆記試験は、十分合格圏内です。
役員は、機嫌よく聞いています。
所々、おかしい所はあります、でも何となく許せるかという気になっていました。
でも友達は何人くらいいますかという質問に彼はすごく反応しました。
学生「答えたくありません、何の意味があるんですか」
くろたか「分かりました、質問を変えましょう。人と会話することは得意ですか」
学生「会話は得意ではありません、でもやれと言われればやります」
くろたか「・・・やれと言われれば?何でもするってことですか」
学生「はい、僕は話すことは好きではありませんが仕事であればやります」
役員「やれと言われればということは、言われないとやらないって聞こえるけど」
学生「はい、嫌いですから」


ここで面接は終わりです、結果は出たなと思いました。
でもこの一年の彼の気持ちを知っていたので思わず言ってしまいました。
くろたか「良いか、設計ってね。言われたことをやる、言われなきゃやらないはダメなんだよ、そういう人は設計に向いていないよ、止めた方が良い」
学生「・・・・」
くろたか「君の気持は嬉しかったよ、でもね向き不向きってあるんだ。設計者全員に聞いてごらん、言われたからって機能を満たさないものは書かないよ、だってそれは、人を殺すことにもなりかねないのだから」
学生「・・・・」
くろたか「きっと君は分からないことは人に聞かないよね、言われない限りは」
学生「・・・・そうかもしれません」
くろたか「それもダメだ、自分より人のために仕事ができる人じゃないと。設計は向いてないと思うよ、うち以外も止めた方が良い」
役員「おい、くろたか、言い過ぎだ、もういいだろう」
試験が終了しました。


役員「まあ、無いな彼は・・・君もそう思っただろう」
その言葉を聞いた後、彼を出口まで送りました。
くろたか「今日はお疲れ様、後日結果を郵送します、また会えたことは嬉しかったよ」
学生「本日は本当にありがとうございました」
流石に結果が分かったのか、肩を落として彼は帰りました。
人は足りません、工学系の大学生なんて喉から手が出るほど欲しい。
でも譲れないものは、譲れない。
あの人は、設計者には向いていない。
今までそれでだめになった人や不幸になってきた人を沢山見てきたので。
明日以降も求人に出かけます。


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