くろたかの目指せ!中小企業診断士

独学で中小企業診断士を目指す中年のブログです。まあ、モチベーションを維持して頑張ります。

うーん、初めての会社命令(その3)

分かり次第連絡するので。
そう言ったkさんの言葉を信じ、kさんからの報告を待つことにしました。
ただ、上司の役員とkさんの長期出張を気にする元上司の管理部長には、kさんの奥様のことは伝えました。
お二人とも、ご家族の病状が第一だから客先調整などは迅速に行うようにとの判断でした。私もそう思っていたので後はkさんからの連絡待ちという状態でした。


kさんから私に電話連絡が入ったのは、それから1週間後のことでした。
この前のように客先の打ち合わせコーナーに行くと明るい表情でkさんはいました。
くろたか「どうも、明るい表情を見ると良い結果だったのですか?」
kさん「ああ、大学病院の先生はそれほど深刻な状況ではないと言ってくれてね。確かに癌だが進行が遅い部分なので手術も年内にできればいいくらいの感覚でいいそうだ。それに術後は、仕事の復帰も問題ないと言って貰えた。」
くろたか「看護婦への復帰ですか?へー先生によってえらく表現が変わるんですね」
kさん「そうだよ、やっぱ医者って色々聞いてみるもんだな。妻も安心したようだ。」
くろたか「本当に良かったですね、私も安心しました。」
kさん「っで、出張の件だがこの程度なら手術の時だけ有休を貰って単身赴任は、延長で良いと思うんだ。僕も乗りかけた船だからな。」


くろたか「え?戻らないのですか?思った以上に軽いとはいえ、奥様は癌なのでしょ?」
kさん「ああ、そう思っている。やはりここまでやって周りに迷惑はかけれないからな。」
責任感の強いkさん。
そのことは、奥様もよくご存じでしょうからあえて何も言わなかったのかもしれません。
私は感じました、せめて単身赴任って立場は、止めて大阪を基盤にすればいいのに。
医者が何と言おうと、もしものこともあるかもしれないのに。
ただ、ずっと一緒にやってきたkさんの嬉しそうな顔を見て、今日は何も言うまいとその日は帰りました。


上司と管理部長にはそのことを伝えました。
お二人とも同じことを言いました。
「病状が軽かったのは何よりだ。しかし社として社員個人にそこまで頼っていてどうする。仕事第一なんて時代はもう過ぎた。もし奥さんの病状が急変したらどうなる?急だと交代要員も苦労するのではないのか?例え個人の意思はそうでも、所長としてそこは冷静に判断すべきではないのか?」


kさん「いやー俺は八王子に来て良かったよ。この年になって皆に必要とされて、お客さんに恵まれて。もう娘も独立したし最後まで(引退まで)ここにいたいものだ。」
kさんの言葉がただ頭の中を回っていました。

↑本当にその通りだよね





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