くろたかの目指せ!中小企業診断士

独学で中小企業診断士を目指す中年のブログです。まあ、モチベーションを維持して頑張ります。

うーん、足りないものは

くろたかです。
今日は、先日求人に行った大学の教授から会社訪問をしたい学生がいるので対応願いたいと連絡が入りました。
教授「少しコミュニケーションに問題のある学生でして・・・」


まあ、会うだけでもと会ってみました。
約束の時間は11時です。
会社の呼び鈴が鳴ります、時間は10時20分。
社員「所長、〇〇さんが見えられました」


え?もう?そう思いましたが、仕方なく対応することに。
話して思いました、まず声がでかい、きっと大きな声を出せと言われたんでしょうが
流石にでかすぎる。
それと経歴が・・・。
大学を出てフリースクールにワードやエクセルを学ぶために1年。
CADを学ぶために1年。現在バイトもしないで親に食べさせて貰っているようです。


一通りの説明を終えて業務の説明のために実務リーダーに説明をお願いしました。
リーダーは首をひねっています。
見ると必死にあくびを我慢してる顔でした。
興味がないんでしょうね。


でも教授の紹介だから試験だけはしてみてどんな子か見てみようかと思いました。
試験日の話をすると開口一番。
彼「少し考えせてもらってよろしいでしょうか」
くろたか「うん?何をですか」
彼「通勤が遠いので悩んでいます」
くろたか「あまり遠いなら寮があるけど、家どこ?」
彼「一時間半位かかります」
じゃあ、調べてみようか。
住所を見て確認、どうみても1時間も掛かりません。
くろたか「きみ?嘘言ってる?」
彼「実は、通勤が30分以内じゃないと嫌なんです。」
くろたか「は?それって調べればわからない?」
彼「教授が行けと言うので・・・」
落ち着くために私は、彼に喋らせることにしました。
大学を卒業してからこの二年どういう思いでこうなったのかを。
彼「卒業して電車の設計がしたかったんですが、上手くいかずに諦めて即戦力になるためにエクセル、ワード、パワポを学ぼうと思いました。」
彼「それが終わった後は、CADの資格を取ろうとスクールに通いました、今は資格取得に向けて頑張っています。」
くろたか「君はなぜ、最初の年に何社も会社に受からなかったのだと思う?」
彼「縁が無かったからです」
くろたか「本当にそう思ってる?」
彼「・・・・能力がなかったからです、僕には実践で役に立つ能力が・・・」
くろたか「違うと思うな、僕は君に足りないのは、誠実さだと思うよ」
彼「え?・・・誠実さですか」
くろたか「君は言ったね、教授が行けと言ったから。学校もそうだね、即戦力になれると言われたから、もっと言おうか?そのやたらでかい声は誰に言われたの?」
彼「・・・ハローワークの〇〇さんです」
くろたか「いいか、僕も暇じゃない。分かっているなら連絡すればいい。今日でも君のために何人の人が動いている?それは君にしたらあくびが出るほど無駄なことなんだろう?」
社員が数人こちらを見ています。
彼「それは、すいません。でも・・・」
くろたか「良いか、僕には君くらいの子供がいる。だから言うよ、言い過ぎだけど。君のしていることは、とても相手に対して失礼だ。そこには相手への思いやりのかけらもない。」
くろたか「何か指摘されたら全部人のせい、通勤が30分以内?だったらこの二年もっとやることがあっただろう。君は就職できるよ、断言できる。君に足りないのは覚悟と相手への思いやり、誠実さなんだ。」
彼「はい・・・すいません」
その後は、教授のところに戻るようです。
教授からお詫びのメールが来ました、このような生徒は毎年一人はいるようです。
でも思いました、僕なら生徒ともっと向きあう、親なら息子と真剣に向き合う。
引きづってでも近所に就職させます、それでだめなら自分で商売をする。
覚悟の無い先生がこのような生徒を、覚悟の無い親がこんな子供を作る。


彼の帰り際に私はこう言いました。
くろたか「最後に僕の目を見てちゃんと言いなさい。今日はすいませんでしたと」
彼「・・・今日・・・今日は本当に・・ごめんなさい」
言葉はたどたどしかったけど自分の言葉だと思いました。
くろたか「はい、お疲れさまでした。頑張るんだよ、ちゃんと先生にも今日言われたことは説明しなさい。」
彼は、曲がり角でもう一度私の方を振り向き、礼をしました。


なんだかな・・・こういうの続くな・・・。
これじゃあ、近所の頑固おやじだよ。






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